●尻に火がつく・・(2005年5月)
鶴の渡り・・
台風列島日本
つい先日、台風6号が日本列島を通過していきました。長崎県には実害はありませんで、ホッとしたと ころです。というか無茶苦茶嬉しいです。というのも、この台風が日本列島に近づく1週間ほど前から気 象庁のホームページで、チェックしていたのですが、あまりの大きさと強さに恐怖を感じていました。 ちょうど、1年前の6月19日に我が農園は、台風によって100万円くらいの被害が出たばかり。 そんなこともあり、この6号が九州に近づく3日前くらいから、眠れぬ夜を過ごしました。いやあ、農作物の 被害はなかったのですが今回は精神的に参りました。 ところで、こんなにも農家ならずとも恐れられる台風ですが、みなさんどれくらいご存知でしょうか? 長崎県で農業を営む人たちは、台風が長崎県の西側、つまり五島沖を通過することを非常に恐れます。 なぜかというと、それは台風の構造と深く関係します。 台風は、綺麗な円形ではなく、おおかた中心から東側の方が西側よりも半径が長く、しかも雨風も東側 の方が強烈なのです。したがって長崎県の農家にとって、台風が長崎県の西を通るか東を通るかは、か なりシビアな問題です。 詳しくは、気象等のホームページ・http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/index.html 台風に関するものは・・・http://www.kishou.go.jp/know/typhoon/ また、同じく台風に関するものですが、https://metoc.npmoc.navy.mil//jtwc.html こちらはアメリカ陸・海軍合同の気象予報らしいです。ただし、台風の進路予想について個人的には気 象庁の方が、若干当たりが多いような・・・・ ま、みなさん台風のことが良くわかれば、風向きなどはある程度の予測ができますので、今後のホント の台風シーズ ンに備え、被害を最小限にとどめましょう!
2004年度の巨峰について・・
さて、本年は葡萄の花の開花時期の(5月中旬頃)冷え込みのため、単為結果という 小粒で種無しの葡萄が多く出来てしまいました。 この現象は、西九州〜山口県まで広い範囲で見られました。残念ながら我が農場も 例外ではありませんでした。 しかし、この種無しの小粒葡萄は、酸味が少なく糖度が高いのが特徴です。 しかも、安い!!結構小粒目当てのお客様も多いんですよ。見栄えはあまり良くない のですが味は折り紙つきです。 ゼヒゼヒ皮ごと召し上がられることをおススメします。というのも葡萄は皮の裏が特 に甘いのです。また、葡萄のポリフェノール(抗酸化物質)は、皮に多く含まれます。 葡萄の持つ栄養はホントは皮まで食べた方が効果的です。世界的に見ても皮まで 食べる習慣を持つ国が多いようですよ。 話は変わりますが、ご存知の通り今年は猛暑・・。雨が降りませんで、我々農家は 水撒きに追われています。こんな時の果物は甘いよー。 (下の写真・左が単為結果、右が通常の種あり巨峰)
秋風が吹く・・・